2011年1月15日土曜日

欧州市場サマリー(6日)

           1326GMT    5日終盤
ユーロ/ドル    1.3367 1.3483
ドル/円      93.850 94.300
ユーロ/円 125.48 127.19
              6日終値     前営業日終値
株 FT100 5780.35(+35.46) 5744.89
  クセトラDAX     6252.21(+16.65) 6235.56
金 現物午後値決め 1132.75 1123.50
              先物    現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.260 (‐0.020)  0.300(0.310)
独連邦債2年物 0.997(0.968)
独連邦債10年物(6月限) 122.87 (‐0.57) 3.150(3.089)
独連邦債30年物   3.840(3.790)
 <為替> ユーロが広範に売られている。欧州連合(EU)が合意した支援の枠組みをめぐり国際通貨基金(IMF)の関与をなくすようギリシャが修正を求めているとの報道を受け、同国の財政問題をめぐる懸念が再燃した。
 ドルはユーロ安のほか堅調な米経済指標や米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測の高まりに支援されている。
 豪中銀の利上げを受けてオーストラリアドルが上昇。豪中銀は一段の利上げも示唆した。
 カナダドルも上昇し、一時米ドルと等価水準をつけた。
 <株式> ロンドン株式市場は続伸。堅調な米経済指標を受けて需要増加への期待感が強まり商品株が上昇した。一方、ボーダフォン<VOD.L>は米ベライゾン?コミュニケーションズ<VZ.N>との合併をめぐる観測が後退したことから下落した。
 FT100種総合株価指数は一時5790.40まで上昇し、取引時間中としては1年9カ月ぶり高値をつけた。
 エネルギー?鉱山株の上げが目立った。2日に発表された雇用統計や、5日の供給管理協会(ISM)非製造業指数、住宅販売保留指数など米経済指標が堅調な内容となり、原油や非鉄金属需要に関する見通しが改善した。
 原油先物が5日、2008年10月以来の高値に上昇するなか、BGグループ<BG.L>、BP<BP.L>、ロイヤル?ダッチ?シェル<RDSa.L>は1.1―2.4%高となった。
 銅価格が1トン=8000ドルを超えて上昇し1年8カ月ぶり高値をつけたことを背景に鉱山株にも買いが入った。エクストラータ<XTA.L>、カザキミス<KAZ.L>、ベダンタ?リソーシズ<VED.L>は1.6―3%値上がりした。
 英総選挙の5月6日実施が確認されたことや根強いギリシャの債務問題は、さほど材料視されなかった。
 銀行株では、ロイヤル?バンク?オブ?スコットランド(RBS)<RBS.L>が0.6%高。英サンデー?タイムズ、サンデー?テレグラフの2紙が報じたところによると、RBSの支店網取得を目指す英ヴァージン?マネーに対し最大5億ポンド(7億6000万ドル)支援する用意があると米著名投資家のウィルバー?ロス氏が述べた。
 バークレイズ<BARC.L>、ロイズ?バンキング?グループ<LLOY.L>がともに0.5%高。一方、HSBC<HSBA.L>は0.4%下落した。
 ボーダフォンは1.4%値下がりした。ベライゾン?コミュニケーションズ<VZ.N>が、携帯電話事業のベライゾン?ワイヤレスに共同出資するボーダフォンと合併するとの観測について、収益性に乏しいとして否定的見解を示した。
 欧州株式市場は商品(コモディティー)株が上げを主導し、主要株価指数は2営業日連続で1年6カ月ぶり高値で引けた。強い経済指標を受けて石油?金属に対する需要見通しが改善した。一方、ギリシャの債務問題をめぐる懸念が再燃し上値は抑えられた。
 FTSEユーロファースト300種指数は7.38ポイント(0.67%)高の1101.43でこの日の取引を終了し、終値としては2008年9月以来の高値を更新した。
 DJユーロSTOXX50種指数終値は10.99ポイント(0.37%)高の2989.49。
 銅価格が1年8カ月ぶり高値に上昇したことを背景に鉱山株に買いが入った。米雇用統計などここ数日間に発表された強い経済統計が非鉄金属に対する需要見通しを押し上げた。
 BHPビリトン<BLT.L>、アングロ?アメリカン <AAL.L>、アントファガスタ<ANTO.L>、リオ?ティント<RIO.L>、エクストラータ<XTA.L>、ユーラシアン?ナチュラル?リソーシズ(ENRC)<ENRC.L>は1.4―3.4%上昇した。
 KBCセキュリティーズのエコノミスト、コーエン?デルース氏は「心強い米指標が相場を支援したが、ギリシャのようなほかの問題が圧迫している」とし、同国をめぐる状況は解決していないと述べた。
 ギリシャの銀行株は4.1%急落した。ギリシャ財務省高官はこの日、欧州連合(EU)が先月合意した国際通貨基金(IMF)が関与するギリシャ支援の枠組みについて、同国は再協議を求めていないと述べ、同国資産やユーロが売られた市場の沈静化に努めた。
 ただ、投資家は引き続き慎重姿勢を崩していない。
 エネルギー株も堅調。米原油先物が1年半ぶり高値を更新した。BP<BP.L>、ロイヤル?ダッチ?シェル<RDSa.L>、BGグループ<BG.L>、タロー?オイル<TLW.L>、レプソル<REP.MC>、トタル<TOTF.PA>、スタトイルハイドロ<STL.OL>が1.1―4%値を上げた。
 個別銘柄ではルノー<RENA.PA>が3.9%高。フランスのエストロジ産業担当相はルノーと日産自動車<7201.T>、独ダイムラー<DAIGn.DE>が7日に提携合意を発表すると述べた。
 仏の鉱山グループ、エラメット<ERMT.PA>は7.1%急伸。エクサンBNPパリバが投資判断を「ニュートラル」に引き上げた。 
 <ユーロ圏債券> ギリシャ国債価格が急落。ギリシャの債務懸念が再燃するなか、10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は一時400ベーシスポイント(bp)を超え、ユーロ導入以来最大となった。
 トレードウェブのデータによると、10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は一時、2001年のユーロ導入以来最大となる408bpをつけた。その後は390bp付近に押し戻された。
 ギリシャはこの日、欧州連合(EU)が先月合意した国際通貨基金(IMF)が関与するギリシャ支援の枠組みについて再協議を求めていないと言明。同国債務危機悪化を示唆するニュースを受けて同国資産やユーロが売られた市場の沈静化に努めた。
 UBSのストラテジスト、ジャスティン?ナイト氏は「(ギリシャ)支援策が当初考えられていたほど堅固でないとの見方が広がっている。IMFがギリシャ債務再編を要請するのか、利回り格差がどの水準に達した段階で支援措置が発動されるのかなど、市場ではさまざまな疑問が存在する」と述べた。
 ギリシャ10年債利回りは約7.5%をつけた。前営業日引けの水準から約1%ポイント上昇した。 
 同2年債利回りも7%付近に上昇した。
 CMAデータビジョンによると、ギリシャ国債の5年物クレジット?デフォルト?スワップ(CDS)スプレッドは一時392.5bpに拡大。2日のニューヨーク市場では347bpだった。CDSスプレッド1bpは、債務1000万ユーロに対する保証料1000ユーロに相当する。
 ギリシャをめぐる懸念が重しとなり、他の周辺国債と独連邦債の利回り格差も拡大した。
 独連邦債先物6月限の清算値は56ティック安の122.88。一時、122.54に下落した。
 独連邦債2年物利回りは3bp上昇の1.006%。一時2月中旬以来の水準となる1.045%に上昇した
 同10年物利回りは6.7bp上昇の3.15%。

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引用元:精霊物語グランドファンタジア(Grand Fantasia) 専門サイト

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